37期分科会について #5

【メディア分科会について】

Writer:北條久美

第37期日中学生会議は陰に陽に支えてくださった方々のおかげで大きな成功を収め、一度の人生の中でも最高の思い出になったと思います。
本当によかったです。

私は37期に所属していましたが、分科会の中で一番印象的だったのはメディア分科会で取り上げたテーマが、一般的な日中の報道の視点の違いなどではなくなかなか触れることのない、

『メディア自体の問題点』、
『戦場のジャーナリスト自己責任論』、
『匿名と実名報道』、

というところに着眼点を置いたことです。

少しここからはメディア分科会のテーマ決めについてエピソードを紹介したと思います。

会議、議論となったときに一番肝心なものはやはり「議題」ですよね。
実際に私はメディア分科会の一員として、議論に参加していました。
しかし、本会議までのうちに日中両国で決める分科会の議題というものはありきたりで、無難なものになってしまうと言えます。

なぜならお互いのことをよく知らないのに、互いの性格、好きなものやこと、興味のある分野などが全く共有できていないからです。
そのため、はじめのほうはメディアの日中の報道の違いをやろうという事になり、
「中国のこの問題はどう取り上げられているの?日本ではこうだよ」
というように、ただ両国の例を羅列していき、比 較したのですが、なんといっても国内の中にも様々な視点があるため結局収拾がつかず、各々がそれぞれの知識量のばらつきがあるにもかかわらず、一斉に足並みをそろえて、まずリサーチをしようしたため、とても先が見えず、議論が進まないという壁に、はじめの北京にいるときにぶち当たりました。

そこで、何とか方向転換をしようと、メディア分科会の一人が初めて全く別のテーマを打ち出してくれたのです。

はじめ、私はみんなで本会議前からここまで電話会議でテーマを決めるために、すり合わせも頑張ってきたのに、今ここで、しかも本会議が始まってから議題を変えて大丈夫なのだろうか、と不安になりました。

私の中には”本会議の最後にあるプレゼンさえうまくいけばいいのだから丸く収めよう”
ときっとその時どこかで思ってしまっていた自分がいたのです。

あの時の自分はこの日中学生会議の場の意味を全く理解していなかったということに、今やっと気づきました。

何か型にはまったものを意識していたというか、これも今まで私が参加してきた日中系のプログラムは議論といっても時間は短く、その場であった学生たちとその場で半日から一日間で議論を終結されるというものが多かったのです。

そのために感覚が全く違うことをその時感じたのです。

しかしこの日中学生会議は3週間もあるのです。
普段日本で過ごしている時だって、3週間おんなじメンバーとひたすら同じ議題で寝食をともにしながら密接に語り合うという経験は、これまでにもこれからもないでしょう。
議題の方向性を日中報道の違い、中国共産党の規制についてなどのありきたりな話題から一気に変え、
“メディアの倫理”という誰もが知識を持っていなくとも肌で感じるものや自分の意見を自由に述べあうことのできるものにチェンジしたことで、メディア分科会はその後、議論が活発に動き、分科会内の関係もよくなり、最終報告でもメディア家族らしく、自由に行うことができ、とても実りのある時間だったと三週間を振り返って感じられました。

何といっても自分たちの納得のいくテーマ “議題”を、何度か壁にぶつかり苦しみもがきながらも、
初心に戻って今自分たちは「何のために」「何を今語るのか」を明確にすることから交流にとどまらず深い議論へとつながっていくのだと思います。

 

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